機能性月経困難症の治療
機能性月経困難症は10代から20代の女性が多く、妊娠によって軽減してくると言いますが、骨盤の歪みやストレス、プロスタグランジンの分泌量が体質的に多いな
どが原因の場合はこれに限りません。
主な治療は、薬餌療法です。器官性月経困難症と同じように鎮痛剤を用いて、プロスタグランジンの分泌を抑えます。
市販のものではなく、婦人科で処方してもらう方が良いでしょう。
市販薬が急に効かなくなるのは体調が変化したか病気になっているかのサインです。
そんないざという時に、ちゃんと相談ができるかかりつけ医を持つことが大切なのです。
薬餌療法のもう一つは漢方。
漢方薬は体質改善を促すものなので、効き目があらわれるまで時間もかかりますし、体に合っていないと効果はありませんが、薬に抵抗がある人や自然物の薬効を期待したい人にはオススメです。
漢方外来のある病院なら保険診療で受診できます。
普段の生活では、
冷やさない(半身浴や足浴などが効果的)、
ヨガやストレッチなど体の歪みを矯正する、
血流を良くするための軽い運動をする、
食生活を見直す(血行に良いビタミンEや経血を抑えるマンガンなどをより多く摂る)、
ストレスをためないようにする、
締めつけのきつい下着を身につけない、
などが挙げられます。
基礎体温を測って、自分の月経サイクルを把握することも大切ですね。
セルフケアが有効な生理痛対策だということを忘れないようにしましょう。
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