冷え性の予防と対策
◆入浴
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。30℃~40℃のお湯に20分以上浸かると効果的です。心臓に負担をかけないように、半身浴がおすすめです。浸かりながらツボ押しをしたりマッサージをしたり。リラックスすることも、冷え性には良い効果がありますよ。
また、長時間のお風呂は苦手という方も、気軽に行えるのが部分浴です。足浴は、大き目の洗面器かバケツに40度から42度くらいのお湯を入れます。足首からふくらはぎの上くらいまで、15分から20分くらい浸けましょう。手浴は大き目の洗面器に40℃くらいのお湯を入れ、5分から10分浸けましょう。手だけでなく、ひじも浸けると気持ちいいです。お湯が途中で冷めてくるようであれば、差し湯をすると良いです。
◆運動
運動は、血液循環を良くし体全体を温めてくれる効果があります。また筋肉が増えることで基礎代謝が上がり、それに伴って、体温も上がります。
いきなりランニングをしろと言われてもできませんが、毎日の生活の中で少し意識するだけでも変わります。例えば、手足の指を閉じたり開いたりして動かす、手首、足首を回すなど、冷えている部分を動かしてあげるだけで、末端の血流が良くなります。朝起きた時、夜寝る前に軽くストレッチをする、通勤中、職場などで、なるべく階段を使う、歩く量を増やしてみるなどなど。毎日できる範囲の運動を日常生活に取り入れることが大切ですね。
◆ツボ押し、マッサージ
冷えに効くツボをご紹介します。力加減は「痛気持ちいい」くらい。食後30分は避けてください。食後は、胃の消化を助けるために全身の血液が胃の周りに集中します。この時に足ツボを刺激すると、消化に差し支えることがあります。
足ツボを刺激するのは、食後30分経ってからの方がおすすめですよ。
三陰交・・・内くるぶしの一番高いところから指4本分上。女性特有の不調に万能なツボです。
足三里・・・膝の皿の下、靭帯の外側にあるくぼみから指幅4本分下。血流を促し、全身の疲れを取るツボです。
太谿・・・・内くるぶしの後ろ下とアキレス腱の間のくぼんでいるところ。冷えなど足の症状に効果があります。
◆食事
言うまでもなく栄養のバランスのとれた食事が基本です。栄養バランスの崩れた食事や、過度な食事制限をするようなダイエットなどしすぎると、血流も悪くなりますし、体の代謝に必要な栄養が足りず、冷えの原因になります。
また、飲み物は冷たいものは控えて、温かい飲み物にする、体を冷やす食べ物はなるべく避けるなど、口にするものに気を付けるのもいいでしょう。
冷え性の体を改善させる食材については別のページで詳しく解説しています。
●ひどい冷え性の場合は、念のため病院で受診を
冷え性は様々な病気の元となります。またひどい冷え性の場合は、何らかの病気が原因になっているということもあります。とにかくひどい冷え性で、何をやっても冷え性が改善しないなどという場合は、一度病院で診察を受けてみてください。何らかの病気が原因で、血行障害が起きている可能性もあります。
特に病気は見付らないといった場合も、病院なら症状によって漢方薬も処方してもらえます。漢方薬で症状が改善する場合もありますので、専門家に相談するのもよいでしょう。
女性に多い冷え性の原因
冷え性の予防と対策
冷え性の体を改善させる食材
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