女性の貧血

立ちくらみめまい 貧血かも

立ちくらみ、めまい、目の下にクマが出来る、顔色が悪くなる、食欲不振、動悸・息切れ、疲れが取れない・・・こんな症状が続くときは貧血が考えられます。

貧血といえば女性の慢性病のように言われていますが、意外に自覚している人は少なく、自覚していても積極的に改善しようとしている人もあまり多くはありません。

それは、深刻な体調不良というより、なんとなくダルイ、疲れやすいような気がするなど、「体調があまり芳しくない」というぼんやりした症状で済んでいるからかもしれません。

女性には毎月生理がありますから、慢性的な体調不良を抱えながら生活を送ることに慣れてしまっているとも言えます。

しかし、貧血は症状が進むと危険な病気になりかねません。

貧血は単純に血が足りていない病気と考えがちですが、実際は、血液内のヘモグロビンの量が不足している状態を指します。

ヘモグロビンは体中に酸素を送り込む役割を果たしているので、ヘモグロビンが足りなくなると、カラダは酸素量を補うために血液の流れを速めたり、呼吸を速めることから、心臓に負担がかかったり息切れを起こすわけです。

心不全などの心臓病に繋がることもあることを考えると、たかが貧血だなんて侮れない、恐い病気なのです。

貧血にはいくつか種類がありますが、患者のおよそ70%が鉄分不足による鉄欠乏性貧血です。